歯周病は細菌により引き起こされますが、食生活、喫煙、飲酒といった生活習慣とも関係しています。そして、歯の表面に付着して増殖する歯周病菌を取り除く歯磨きも、立派な生活習慣です。昼間は食事をしたり、お茶を飲んだり、会話したりで舌を動かしたりして、口の中の環境はかなり変動し、細菌の定着しにくい状態にあります。これに対して眠っている夜は、環境はほぼ―定であり、だ液の分泌も昼より少なく歯周病菌にとっては居心地がよく、増殖しやすい状態といえます。このため歯周病を予防するには、就寝前のプラッシングが効果的といえます。
歯周病の予防には、歯と歯ぐきの境目や歯と歯のすき間に潜む細菌を取り除く必要があり歯ブラシの毛先がその部位にあたらないといけません。その感触を確かめながら歯磨きをすれば、効果的に細菌を取り除くことができます。日の中の病気の大半は鏡の前で大きく開いて見ることで、病状の有無や進行度が大まかにわかります。歯ぐきが赤くなったり腫れたりしていないか。歯と歯ぐきの境目から出血していないか。歯磨きの前後に鏡を見て、歯や歯ぐきの状態をチェックする習慣をおすすめします。
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