口腔がんとは
口には、咀嚼・そしゃく(ものを咬む)、嚥下・えんげ(飲み込む)、発音などの重要な機能があるため、口の健康は生きていくうえでとても大切です。
口の病気といえば、口内炎、歯周病、虫歯などが一般的ですが、口にもがんが発生し、近年その数が増加していることはあまり知られていません。
口腔がんが早期発見・早期治療によりほとんど障害を残さないで治療ができる病気ですが、進行したがんでは大がかりな治療が必要になり、食事や会話などの日常生活に大きな障害が生まれます。
口の中は、胃や肺などと違って直接目で見て触ることができるので、胃がんや肺がんに比べれば口腔がんは早期に発見しやすいはずです。にも関わらず初期がんの状態で病院を受診する方が少ないのは、一般の方々の口腔がんに対する知識が乏しいことが原因と考えられます。
かかりつけ歯科医を持ちましょう
口腔がんの予防および早期発見で特に大切なことが、かかりつけ歯科医を持ち定期的な診療を受けることです。
これにより早期に発見される口腔がんは確実に増えると考えられます。さらに、虫歯や歯周病の早期発見、入れ歯の適切な調節ががんの予防にもつながります。
つまり、かかりつけ歯科医により、口の健康が守られ、一生楽しく食事をしたり会話をすることができるようになるのです。
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