小児期の虫歯の発生率はきわめて高い。
虫歯の発生機序は、成人も小児も本質的には
変わらないが虫歯環境がおおいに異なります。
■歯の形態的な違い
■歯の組織学的および組成上の違い
■食物の好みの差および生活環境の違い
などがあります。
乳歯の虫歯の特徴
1 虫歯の進行が速い
短期間のうちに
歯の頭
の大部分が崩壊したり、根つこだけの状態になるものが多い。
このために乳歯の虫歯は修復することも大切です。
しかし、多数歯に虫歯が発生している場合、虫歯の進行を抑制することが
肝心です。
2 小児の発育環境に影響される
小児の在胎期から乳児期を通じての発育環境は、歯の形成に大きな
影響を及ぼします。
虫歯の発生に関係する、未熟児や人工栄養児などでは、虫歯の
発生頻度が高くなります。
3 乳歯の虫歯の発生部位
乳歯の虫歯の発生は、上の前歯・下の奥歯・下の前歯にきわめて多い。
また乳歯では、永久歯にはあまり見られない歯の表面・歯のつけ根・歯と歯の間
などの虫歯が多く見られています。
いつまでも健康な歯を保つためには定期的な健診とフッ素をおススメします。
おいしく自分の歯で食事をとれることは健康の第一歩です。
それには普段からの心がけが大切です。
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